今日の一曲

JAY-Z/Girls,Girls,Girls
今日は久しぶりに棚の奥からレコードを引っぱり出してこの曲をエンドレスで聞いています。この曲はホントに何度聴いても飽きない。リミックスの"Part.2"のほうを良く耳にするという人のほうが多いかもしれませんが、やはり原曲は素晴らしい。今は、Beyonceを彼女に持つJAY-Zが、自らの愛した女性たちのことをゆったりと紹介していきます。バリー・ホワイトが制作したトム・ブロック"I Love You More And More Every Time"(長い曲名がバリー・ホワイトらしいです)をバックに、リピートするボーカルのファルセットボイスが響いた瞬間、空間が異質なものに感じられるほど洗礼された優雅なビートが耳に染み付く。ヒップホップ界の三大大御所、BizMarkie・Q-Tip(A Tribe Called Quest)・Slick rickの三人は、それぞれの個性を反映したような節回しで、真剣ながらもおもしろおかしい搾り出したようなワンフレーズ(もったいない!)で曲全体を引き締める。ほんとうに何度も聞ける、墓に一緒に入れて欲しいレコードです。「え〜、JAY-Zなんかサグ気取りのやつの曲は聴きたくないよ」という人も是非聞いてみてください。HIPHOP観がガラリと変わりますよ。多分。